テレビで放送されている事件やニュースは“自分とは別の世界の出来事”そんなふうに思っていませんか?あなたの身近に起こっている出来事─。
「事件の現場にいる方々の声」知ってください。そして、感じてください。



 親愛なる○○くんへ
 いつも駅前で煙草を吸っているね。夜遅くまでいるね。いろいろな心配をしています。
 知っているとは思うけれど
「煙草は子供の時から吸うと、肺がんになる危険性が三十倍も高くなる。」「血管の病気の危険度が増す。」「言語学習力、記憶力、注意力などに障害が起こる。」という専門家の警告もあり、あなたの人生に関わってくることだから
 なによりも
県下一犯罪の多い郡山市の中心地である駅前広場で、地べたに座って化粧をして、煙草を吸って、夜遊びをしていると
 (1)きれいな服着て話しするだけでお金になるよ…
 (2)手伝いしてくれたら泊めてやるよ…
 (3)ちょっと相手するだけで金かせげるよ…
なんて声をかけられて
 お金や泊まる所欲しさに誘いにのると
キャバクラ(男性客を接待する風俗営業)やデリヘル(デリバリーヘルスの略で客の求めに応じて、ホテル等に出向いて稼働する性風俗特殊営業)で働かされて、被害に遭ったり、病気をうつされたり、「面倒みた分」などと請求書が自宅に来たり
男だから心配ない? ちがうのよ
泊めてもらったり、小遣いをもらったりしているうちに、言えなくなってしまうんだよ。


「ちょっとだけ家に帰りたい。」なんて。「掃除やご飯つくりはいやだ。」なんて。「自由になりたい。」なんて
いつのまにか
暴力団の使い走りにされてしまったり、覚せい剤などの薬物をやらされて、深い淵から抜けることができなくなってしまうの。心配しているのは煙草や夜遊びからつながっていく、あなたの生きる道。
 言っていたね。「ここに集まって夜遊びしている子たちはみんな家で何かあるんだよ。家にいたくないとか、いられないとかさ。」って。「親が俺たちを捨てたんだぜ。」って。
 お父さんやお母さんはあなたたちが風邪をひいた、熱をだしたといっては看病し、いじめられていないか、勉強についていけるかと心配をし、言い過ぎたと反省をしては寝入ったあなたの顔をみて謝ったりしてきたのに、いつ子供の心を見失ってしまったのか。いつ厳しく温かく導くことをあきらめてしまったのか
 そう遠くはない年月で
あなたも大人の仲間入りですね。


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