平成25年 地域安全作文 入選者

1.小学生の部
最優秀 いわき市立三阪小学校 6年 吉田  直 みんなで守る地域の安全
優 秀
優 秀
いわき市立宮小学校
会津美里町立本郷小学校
6年
6年
髙橋 勇人
石田 笙子
宮町の安全を考える
地域の人の思いやり
佳 作
佳 作
佳 作
二本松市立二本松北小学校
郡山市立桃見台小学校
会津若松市立門田小学校
5年
6年
6年
井関 千尋
佐久間 貴子
山田 優芽
わたしがつくる町の安全
あいさつから生まれる地域の安全
優しさにつながる安全について
2.中学生の部
最優秀 いわき市立石住中学校 3年 小林 美樹 誇れる地域
優 秀
優 秀
川俣町立山木屋中学校
本宮市立本宮第一中学校
2年
3年
遠藤 明香理
松浦 世弥
故郷の安全
地域の安全と生活について
佳 作
佳 作
佳 作
本宮市立本宮第一中学校
柳津町立西山中学校
いわき市立内郷第一中学校
3年
1年
2年
移川 明華
菊地 志帆
坂本  萌
地域の安全は人とのつながりから
見守りボランティア
地域の安全を守る
 

 最近、テレビや新聞のニュースで小学生が下校中におそわれるという事件を耳にした。私はショックを受けた。しかし、心のどこかで「わたしは大丈夫。」という気持ちがあったのも事実である。なぜなら、わたしの住む三坂町はそのような事件が絶対に起きない安全な町だからである。なぜ、三坂町は安全な町なのだろうかと考えてみた。
 毎朝、登校すると校門の前に交通指導員の方や先生が立っていて、朝のあいさつをかわす。わたしははずかしいなと思いながらあいさつをしている時もある。でもあいさつはいろいろな人と仲良くなる言葉だと思う。あいさつをすることで地域の人とふれあうことができ、地域のコミュニケーションの輪が広がり、強くなっていく。三坂町は町の人全員がお互いを知っており、家族のような存在の町である。震災のときも、地域の人々がお互いに協力し合い、はげまし合う姿を見て、三坂の町の力は強いなと感じた。それこそが地域の安全の一番大切なところだと私は思う。
 また、もし不しんな人に出会ってしまったらどう行動しなくてはならないかを学習したのが防犯教室である。学校にいる時、登下校中、遊びに出かけている時などいろいろな場合において、おまわりさんや先生方は実際にやってわたし達に見せてくれた。演技だと分かっていてもこわかったことを覚えている。
 毎朝のあいさつはいつもと変わりないことだったが、ふと疑問に思うことがあった。校門の前に立っている目的は、あいさつをすることだけではなく、私達の身の安全を守ってくれているのではないかと私は考えた。
 安全はあたりまえではないということが分かった。私達の安全は、私達の知らないところで守られているのだ。そのことを意識して周りを見てみると、駐在所のおまわりさんがパトカーで地域を回り、呼びかけ、私達を見守っている。通学路に家の人が立って私達を見守っている。たくさんの地域の人に見守られているから、私達は毎日充実した日を安心して送ることができるのである。三坂町は事件が起きない町ではなく起こさせない町であると私は思った。
 しかし、守ってもらうだけでなく、自分の命は自分で守る努力もしなければならない。私達にできることは、決められた時刻までに家に帰ること。もし、不しんな人に出会ったら、防犯教室で学習した合言葉「いかのおすし」を確実に実行することである。
「いかない」どんな場合であっても知らない人についていかない。
「のらない」車に乗らない。誘いにのらない。
「大声を出す」連れて行かれそうになったら大きな声を出して助けを求める。
「すぐ知らせる」すぐに家の人や学校、警察に連絡する。 
 それに避難の家の確認も必要である。そしてもし、きん急の時はどこの家でもいいから近くの家へ助けを求める。
 これらのことをしっかりと頭に入れて、これからの学校生活や夏休みを過ごしていきたい。また、三坂町にはあまり人がいないので、一人の時にねらわれたら、だれにも気づかれない可能性がある。一人ではあまり行動しないことが最善の防犯になると私は思う。
 事件を見た時に感じた「自分は大丈夫。」といった思いはもうどこかへ吹き飛んでしまった。安全に絶対はないということが、ニュースを通じて考え、分かった。大丈夫とは思わずに、万が一のことを考えて行動することが私達に求められている。そしてその万が一が起きないように私達を守ってくれている地域の人々に感謝しなくてはならない。私達が毎日、楽しく明るく安心して生活できるのは地域の人が見守っているからだということを忘れず、また、私達一人一人が気をつけるべきことを心にとめて日々過ごしていきたい。

※原文のとおり


 最近よく、不審者の情報を耳にします。一人で歩いていたら、人気のない道を歩いていたらなどの状況で襲われたり、声をかけられるのがほとんどだと思います。私の通っている学校までの道も、家がなく、今にも不審者が現れそうな所です。しかし、私の学校では不審者に襲われたということが一度もありません。友達と一緒に帰るから、山の中だから不審者なんてでないんでしょ、と思われるかもしれません。私はそういうこともゼロではないと思いますが、一番は朝一緒に歩いて下さる見守り隊、帰り迎えに来てくれる家族がいるからこそ、私達は被害もなく登下校できているのだと思います。見守り隊の方々が一緒に歩いて下さるから、ケガもなく安全に登校できる。家族が迎えに来てくれるから安心して家に帰ることができること、決してあたりまえだとは思ってはいけないと思います。以前見守り隊という仕事は、私達を学校まで送って下さることだけだと思っていました。しかし、ある朝いつものように学校に通う途中、歩道のわきの草がないことに気づきました。
 「学校まで続く草を誰が刈ってくれたんだろう。」
と疑問に思いました。その週の日曜日に奉仕作業があったので、もし草を刈って下さった方がいたらお礼をきちんと言おうと思いました。すると、草を刈って下さった方は見守り隊の方々でした。私達のために大切な時間を使ってまでして下さったのです。改めて私達が朝学校に通うということだけでも、「草を刈ってくださること」「朝早く起きて私達を迎えに来てくださること」というとてもお世話になっているのだとわかりました。そう気づいた時、私は感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして見守り隊の方のご家族から
 「草刈ったんだから、いっぱい勉強しないとだめだぞ。」
と言われました。冗談だったのか、本気でそのように言って下さったのかは分からないのですが、やはりせめて草を刈って下さったことに対して自分ができることをしようと思いました。何ができるのだろう。私はその日の帰り道考えました。出した答えはやはり勉強をしっかりやることが自分ができることかなと思いました、今年私は受験生なので、しっかり勉強して行きたい高校に合格できるようにがんばります。私の将来の夢は、看護師です。東日本大震災で両親が亡くなってしまった子ども、高齢者の方で今でも苦痛に悩まされたり、気持ちが前向きになれなくて下を向いてしまっている方がいると思います。こういうことは、一人の力ではどうにもならないと思います。でも、私は看護師になることで少しでも社会貢献ができればと考えています。もちろん、地元に残って見守り隊の仕事もやりたいなという気持ちはあります。今の見守り隊の方々のように、優しくて、生徒を優先とするすばらしい考えがある人になりたいとも思います。改めて、安全というのは、身近な所にも気を配り、相手意識を常に持ち続けることだと思いました。残り半年くらいはまだ見守り隊にお世話になるので、決して私達と一緒に歩いて下さることは、あたりまえだと思わずに、感謝の気持ちを持って登校していきたいと思います。

※原文のとおり