西袋交番防犯連絡所連絡会は、須賀川警察署西袋交番を活動の拠点とし、他団体と連携しながら犯罪被害防止の広報啓発活動、管内の防犯パトロール等の犯罪抑止活動を年間を通して行っています。
今年は、新型コロナウイルス感染予防の観点から、行事等の規模を縮小し、また、参加者を制限するなど、情勢に応じた創意工夫した活動を行い、地域住民の防犯意識の向上、安全で安心な地域社会の基盤の構築に貢献しています。
令和3年12月15日の年金支給日には、金融機関や商業施設において、マスク着用の上、ソーシャルディスタンスの確保に配意しながら、広報用のチラシを配布し、なりすまし詐欺被害防止、交通事故防止を呼びかけました。
参加した会員からは、「今後も広報啓発活動に積極的に参加して、犯罪被害の防止を呼びかけたい。」と意欲的な発言がありました。
公益財団法人全国防犯協会連合会(以下「全防連」という。)では、一般財団法人日本宝くじ協会からの助成を受けて、青色回転灯装備車の整備事業を行っていますが、この度、公益社団法人福島県防犯協会連合会(以下「県防連」という。)が整備団体に選定され、全防連から無償譲渡を受けました。
本年2月末に納車となった車両は、スズキ「アルト」(添付写真)で、真新しい車両は職員の活動意欲を高めています。
この度の整備で、県防連が保有する青色回転灯装備車は2台となりましたが、活動意欲がありながらも車両の保有が難しい地区防等に貸出しを行い、地域の安全と安心の確保に活用してもらうこととしています。
現保有車両の1台は、一昨年の台風被害で車両を流出した伊達市防犯協会連合会の防犯ボランティア団体に貸し出され、防犯パトロールに活用されています。
調整が整えば、責極的に貸出しを行いますので、希望する団体は、県防連までご連絡ください。
福島地区防犯指導隊の松川・立子山分隊(齋藤利幸分隊長 以下12名)では、令和3年12月6日、JR松川駅において「自転車盗難被害防止強化日」の活動を行いました。
松川駅の入口では、到着した電車から降り立ったJR利用者に対して、チラシ等を配布しながら自転車のツーロック、やなりすまし詐欺被害の未然防止について声掛けを行いました。また、併せて駅の駐輪場において自転車の施錠状況の点検活動を実施するとともに、駐輪場周辺の環境整備に努めました。
同分隊では、日頃から「地域の安全は自分たちで守る。」との強い決意の下、松川駐在所や立子山駐在所勤務員と連携しつつ積極的な活動を展開していますが、最近の活動においては、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえつつ、隊員同士の感染防止にも配意しながら効果的な活動になるよう心がけています。
福島県防犯協会連合会では、県民の防犯意識の啓発活動を行っていますが、この度、防犯シンボルマークをあしらった「旗」を作製しました。
今後、各種会議、イベント等で、防犯活動のシンボルとして掲示し、意識啓発を図ることとしています。
福島県防犯協会連合会では、今年度の防犯ボランティア支援事業として、青色パトロール活動車に装着する「青色回転灯」と「県防犯協会連合会」名入りの「マグネットシート」を、希望する地区防に配備することとし、郡山北地区防犯協会連合会、白河地区防犯協会連合会、相馬地区防犯協会連合会の3地区防に贈呈しました。
今後、同回転灯を装着しての積極的な活動が期待されますが、県防連では、防犯ボランティアの方々が活動しやすく、かつ効果のある活動ができるよう、今後も支援をしていくこととしています。
南会津防犯協会連合会では、南会津警察署と連携し、12月17日、南会津町田島地区の47名に対し、なりすまし詐欺被害防止等に関する講話を実施しました。
南会津警察署の氏家生活安全係長が県内のなりすまし詐欺の被害状況を説明した上、DVDを上映して参加者の理解促進を図りました。
川俣地区防犯協会連合会では、「安全・安心なまちづくり」を目指して福島警察署川俣分庁舎と連携して各種活動に取り組んでいます。
「なりすまし詐欺」被害防止の意識高揚を図るため、独自に作製した川俣町ゆるキャラ「お手姫様」ののぼり旗を、分庁舎前や国道、コンビニエンスストア駐車場に設置したり、年金支給日に金融機関などに立てかけ、なりすまし詐欺の被害防止キャンペーンを行っています。
また、全国地域安全運動や年末年始事件事故防止活動の出動式で設置し、参加者の事件事故防止活動に対する意識高揚を図っています。
川俣地区防犯協会では、新型コロナウイルス感染拡大の影響から活動の回数は減っていますが、「安心・安全なまちづくり」を目指して、今後も地域の安全と安心の確保に貢献していくこととしています。